配管、タンク内の気圧や液体の圧力を測定するために使われる道具が圧力計です。圧力計には、仕組みやデザインが異なるいくつもの製品が販売されています。そのため、購入を検討している方は、いずれの製品を購入すれば良いか、迷ってしまうのではありませんか?
圧力計を選ぶ時は、使用する場面や製品ごとの特徴を確認しましょう。
圧力計が用いられる場面は工場での生産管理や病院での医療など多岐に渡ります。そのため、圧力計を使う目的をしっかりと定め、用途に合った製品を購入することが大切です。
たとえば、圧力計には、測定値の表示方法が異なるデジタル圧力計と機械式圧力計があります。デジタル圧力計は、計測結果がデジタル表示されるので、誰でも結果を正確に読み取ることができます。計測する人が不慣れな場合は、デジタル圧力計が良いでしょう。また、デジタル圧力計は電源式である場合が多いので、電池切れを心配せずに使うことができます。反面、電気が流れていない場所での使用には向かないので、使い分けが必要です。
デジタル・機械式の違いだけではなく、振動する場所での使用も可能な製品や、狭いスペースでも使用できる小型の製品なども販売されています。
・圧力レンジ
測定できる圧力の上限と下限が決まっており、これを「圧力レンジ」と呼びます。圧力レンジは、「kPa(キロパスル)」、「MPa(メガパスカル)」という単位を用いて表されます。圧力レンジは広いほど良いというわけではなく、常圧の2倍程度の圧力レンジ製品を選ぶことが推奨されています。
・測定流体
圧力計が測定できる気体・流体は、空気、油、水が主ですが、これ以外にも、たとえば建築現場では土圧を計測する必要があり、そのための製品も販売されています。測定する気体・流体の種類を確認した上で、購入する製品を選びましょう。
・接液部材質
圧力計の接液部に用いられている素材には、黄銅製やSUS316製等などがあります。測定する気体・液体に合わない材質では、接液部が腐食してしまいます。使用可能な測定流体を確認してから購入しましょう。
クローネのデジタル圧力計は、幅広い計測ができ、精度も高いことで有名です。
その中でも、TOKYO MXテレビ『企業魂』で紹介された「高精度デジタル圧力計KDM30」は、多彩な機能を取り入れ、様々な場面で使用することができる製品です。特に、オプションの無線出力によって、複数の圧力計を一括で管理できるのは、忙しい業務内において大変便利な機能ではないでしょうか?
同番組では、「デジタル微差圧計KSシリーズ」も紹介されています。こちらは、約500Pa以下の圧力差を測る製品です。現在は、長年使用されてきた実績を持つKS2700をさらに使いやすくしたKS2900が最新モデルとして販売されています。
この他にもクローネでは、圧力センサや気圧計、水位計など、様々な種類のデジタル圧力計を取り扱っています。デジタル圧力計の購入をお考えの方は、まずは公式ホームページで製品ごとの詳細をご確認ください。